ままここっと
Vol.6
共働き夫婦の子育てを考えた家づくり
- 子どもを孤立させないよう子育てプランを第一に立てる
- 総務省の「労働力調査」(2018年)によると、共働きの割合は約67%。数10年前は働く夫と専業主婦の妻というファミリーのカタチが多く見られましたが、今は共働きが半数以上。そうなると、ライフスタイルはもちろん子どもの居場所も変わってきます。家に帰れば必ず誰かがいる、という時代ではなくなりました。
子育て世代が家を持つ理由のひとつが「子どものために」。しかし、実際に家を建てるとなると、デザインや間取り、構造など、建物にばかりに目が行きがちで、「子どもを育む環境」が後回しになっているケースが多く見受けられます。「子どものため」というのであれば、まず考えてほしいのは子どもが安心できる住まい方です。
例えば、園や学童が充実したエリアにマイホームを構え、地域の見守り環境の中で子どもを育むという選択。はたまた、実家の近くにマイホームを構え、いつでも祖父母のサポートが得られる環境で子どもを育むという選択など。
子どもを孤立させないよう、どうフォローするかを先々まで見据えて考える、それが後悔しないマイホームに直結します。 - ※この記事は「子育て情報誌 ままここっと2019年春号」にも掲載されました。