シーリングファンは必要?効果と注意点
レストランやカフェで見かけることの多いシーリングファンですが
どんな効果があるのか?自分達にとって必要なのか?採用に迷う方も多いかもしれません。
そもそもシーリングファンとは、天井に取り付ける大きなファンのことを言います。
照明器具を備えたタイプも販売されており、選ぶ色や素材によってはアクセントにもなりますので幅広い使い方が可能です。
今回はそんなシーリングファンの効果や注意点についてお話していきます!
シーリングファンはインテリアとしてのイメージが強いですが
ファンを回してサーキュレーターのように室内の空気をかき混ぜることで室温のムラを軽減してくれる役割を持っています。
また、その他にも様々なメリットがあります。
①冷暖房効率アップ
室内の暖かい空気は上へ、冷たい空気は下にたまりがちです。
シーリングファンで空気の循環を良くすれば、冷暖房効率がアップします。
設定温度を1℃変えるだけでも節電効果があるといわれています。
※シーリングファンは夏と冬で回転方向が異なります!
夏はファンから空気を送り出し、上から下への空気の流れを作ります。
天井にたまっていた空気は下へ流れ、足元に溜まっていた冷気は上昇します。
冬と夏で回転させる方向を変えることで、天井に風を送り、天井に当たった暖かい空気が壁をつたって足元へ流れ込みます。
②カビや結露を防ぐ
カビや結露を防ぐためにはじめじめとした湿気をためないことが大切です。
シーリングファンを回すことで室内の空気が隅々まで循環され、湿気によるカビや結露の発生を抑制するのに役立ちます。
③オシャレな雰囲気にピッタリ
シーリングファンもメーカーごとに様々な種類のものがあります。
4枚羽や6枚羽、木目調やアンティークなものなど…
大きさやカラー、デザインも様々です。
自分達の家に合わせた雰囲気で選んでみて下さい。
◆施工事例◆
続いて注意点についてお伝えします。
①掃除がしにくい
シーリングファンは回転の有無に関わらず、ほこりがたまります。
通常高い位置に設置されるため脚立や長いモップをなどで定期的な掃除が必要です。
②音が気になる
静かな環境ではモーター音が気になる方もいるかもしれません。
シーリングファンにはDCモーター、ACモーターとモーターの種類が2種類あります。
DCモーターの方がACモーターよりも価格が高くなりますが、静かで消費電力が少ないため、
音に敏感な方はDCモーターのシーリングファンを選ぶと安心です。
③天井高、照明器具との干渉
シーリングファンは天井の低い部屋に設置しても効果的ではありません。
天井が低い部屋はエアコンや空気清浄機で循環できている場合が多く、シーリングファンを設置すると圧迫感を感じてしまうため、
勾配天井や吹抜けの空間で使用するのが効果的です。
また、照明器具との干渉で影ができることも稀にあります。
不安な方は建築会社の担当と相談してみて下さいね。
今回は上手に活用することで省エネにもつながるシーリングファンをご紹介しました。
みなさんの生活スタイルに合わせてぜひ考えてみてください。