5月18日は「ことばの日」
5月18日は「ことばの日」
5月18日は「こ(5)とば(18)」という語呂合わせから「ことばの日」となりました。実は「ことばの日」については制定された団体がはっきりしない記念日なのです。ただ「言葉を正しく使えるように心がける」という目的で現在も存在し、日本人として正しく日本語を使えるよう意識する大切な日です。
確かに普段から意識して言葉を使っていないと、段々と語彙力が低下していってしまう気がします。特に「やばい」といった言葉は多種多様な意味を込めているので普段から意識して正しく使わないと違った意味で伝わってしまうこともあります。
例えば
◎「役不足」という言葉。
昇進や抜てきの際に「自分にはもったいない」と謙遜の意味で使う人がいますが、これは誤りです。本来は人物の力量に比べて、与えられた役目が不相応に小さかったり、軽かったりする様子を指します。「力量に対して役目が大きい」と伝えたいのなら「力不足」を使うのが正しい使い方です。
◎「姑息」という言葉。
ひきょうな、という意味で使う人が多いですが、実は「一時しのぎ」という「その場しのぎ」という意味なのです。
◎「敷居が高い」という言葉。
「あのお店はちょっと敷居が高くて…」のように使用しますよね。でも「敷居が高い」という日本語には、本来「高級、上品」といった意味はありません。本来は相手に不義理や面目のないなどの理由で、相手の家へ行きにくい、というのが正しい意味です。
国語に関する世論調査でも、意味を取り違えて伝わっている代表的な言葉です。言葉は時代と共に変化していくのですが、本来の意味を知りながら使うということは大事なことかもしれません。
もう一つ、言葉に関連したことで「卵」と「玉子」なぜ二つの書き方があるのでしょうか?
「玉子焼き」「厚焼き玉子」など料理名では「玉子」を使っていることが多いです。またスーパーに売られているのも「玉子」という時が用いられています。では「卵」の場合、魚や鳥などの生き物が産んだものに使われることが多いようです。「卵」と書いてしまうと少々生々しさを感じてしまうため、お料理で使う場合は「玉子」、生き物が産んだものを「卵」と区別するようになったとされています。
言葉はコミュニケーションに欠かせないものです。コンクススタッフも良い仕事に繋げるためのスタッフとのミーティングやたくさんのお客様のご希望を叶えるための打ち合わせなど少しでも真意が伝わるように、これからも「言葉を尽くして・・・」を心がけたいと思っています。