金属と無垢材がマッチする家
J様の要望はシンプルだった。ご主人は外壁はガルバリウム鋼板を使い、シンプルに仕上げたい。奥様は、オーク材のキッチンにステンレスの天板がほしい。無垢材を感じられる内装にしたい。ご家族共通でキャンプやアウトドアが好きなので玄関横に収納できるスペースが欲しい。
そんな要望とパッシブデザインを組み合わせ快適な家になるように設計した。見晴らしの良い南側には掃き出し窓を計画し、高崎市街地の夜景が見られるようにした。キッチンは奥様の要望通り、オーク材を使用し見せる収納棚も作った。いつもお気に入りのマグカップが飾られている。
ランドリー
当たり前のようにある室内物干し場。共働きでなくても今や必須のスペースではないだろうか。冬は床下エアコンで家中温かいので、夜干した洗濯物が朝には乾いているとJ様は笑っていた。脱衣所が一番温かく、冬お風呂に入る時でも寒いと感じたことはない。本当にアパート時代とは違い驚きの毎日だ。
アウトドア用品の収納スペース
ご夫婦の要望アウトドア用品を収納できるスペースを玄関横に計画した。玄関から直接テントや寝袋等を収納できる。また約4帖のスペースの1面に造りつけの可動棚を作り、収納できるようにした。
2階ホール
2階ホール部分はゆたっりとした空間として、シーツを干したり、子供がダンスをしたり、夜景を眺めたり、マルチに使えるスペースとした。32坪の家とは思えないほどゆったりとした室内空間となった。
主寝室
主寝室からつながるウォークインクローゼットには扉を設けず、日々の使いやすい動線とした。また、ベット背面の壁は他の面の漆喰塗り仕上げとは異なり、アクセントとしてブルーのクロス仕上げとして落ち着く空間とした。
建物DATA
家族構成:夫婦+子供1人
1階床面積:18.28坪
2階床面積:13.89坪
延べ床面積:32.17坪